リスキリングで年収アップ?社労士が始め方を解説

社会保険・給付金

お笑い芸人のやす子さんが、防災士の試験に合格しました。
2026年6月22日、本名入りの合格通知をSNSで公開し話題になっています。
「4ヶ月くらい、1日2〜6時間勉強した」と本人がコメントしています。
出典:Yahoo!ニュース

「自分も働きながら資格を取りたい」と感じた方へ。
社労士として、学び直し(リスキリング)の現実的な始め方を解説します。
制度を正しく使えば、資格取得のハードルはずっと下がります。

  • 働きながら学ぶ時間の作り方
  • 国が最大70%を補助する給付金制度
  • 資格をキャリアと年収に繋げる3つのルート

働きながら学ぶ人は、今の時代むしろ多数派

やす子さんが選んだ「防災士」は民間資格です。
所定の研修と試験に合格すると取得できます。
仕事の合間に4ヶ月コツコツ勉強するスタイルは、社会人の取り方として標準的です。

社会人が資格に挑戦する理由は大きく2つです。
1つ目は今の仕事に活かすため
2つ目は転職・キャリアチェンジのため

目的によって選ぶ資格が変わります。
大切なのは「なぜ取るか」を先に決めること。
目的があいまいだと、勉強が途中で止まりやすくなります。

📌 ポイント:資格を決める前に「この資格で何をしたいか」を1行でメモする。それだけで学習の継続率が変わります。

国が「学び直し」を最大70%補助している

国は働く人のリスキリングを給付金で支援しています。
厚生労働省の「教育訓練給付金」という制度です。
指定された講座を受講・修了すると、費用の一部が戻ってきます。

区分 対象 給付率 上限額
一般教育訓練 幅広い資格・講座 20% 10万円
特定一般教育訓練 IT・介護など即戦力系 40% 20万円
専門実践教育訓練 看護師・社労士など高度資格 最大70% 年56万円

受給の条件は、雇用保険に1年以上加入していることです(初回の場合)。
パートやアルバイトでも、週20時間以上の契約で加入していれば対象になります。
まず自分が対象かどうかを確認することから始めてください。

✅ やること:厚労省の「教育訓練給付制度検索システム」で、取りたい資格・講座が対象かを調べてみる。
⚠️ 注意:給付金は「事前の申請手続きが必要な場合」があります。講座を申し込む前に、必ずハローワークで確認してください。

資格を年収に繋げるには「交渉」が必要

資格を取っただけでは、給料は自動的に上がりません。
これは厳しい現実ですが、知っておくべき事実です。

年収に反映させるには、3つのルートがあります。

  • 社内交渉ルート:人事や上司に資格手当・昇格を相談する
  • 転職ルート:資格をアピールし、条件の良い会社に移る
  • 副業・独立ルート:資格を活かしたフリーランス活動を始める

どのルートを選ぶかは状況次第です。
ただ言えるのは、「取っただけ」で止まるのが一番もったいないということです。
資格は「使い方」を考えてはじめて武器になります。

📌 ポイント:転職を考えるなら、国家資格(社労士・宅建・FP・中小企業診断士など)が市場価値を高めやすいです。民間資格は職場での信頼・専門性を示すのに向いています。

よくある疑問 Q&A

Q:勉強時間が取れない場合はどうすればいいですか?
A:「毎日1時間」より「週10時間」という週単位の目標がおすすめです。
急な残業で1日できなくても、週末に取り返せます。
やす子さんの「1日2〜6時間という幅」も、柔軟に取り組んでいた証拠です。
Q:会社に学習のことを伝えるべきですか?
A:話せる関係であれば、伝えておくほうが良いと思います。
会社によっては学習費用の補助制度や、有給での学習休暇を設けているところもあります。
ただし義務はありません。自分のペースで判断してください。
Q:リスキリングで本当にキャリアが変わりますか?
A:資格取得だけで劇的に変わるケースは少ないです。
変わるのは「交渉材料が増える」「転職の選択肢が広がる」という形です。
資格は「ゴール」ではなく「スタート地点」と考えてください。

すぐやること 3つ

  1. 取りたい資格を1つ決め「なぜ取るか」を1行でメモする
  2. 厚労省サイトで教育訓練給付金の対象講座を検索する
  3. 今週のスケジュールに学習時間を30分だけ入れてみる

まとめ

  • やす子さんのように働きながらの資格取得は十分に可能
  • 国の教育訓練給付金を使えば学費の最大70%が戻ってくる
  • 資格は「取ること」より「どう使うか」が年収アップの鍵

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※本記事は執筆時点の法令・判例に基づいて作成しています。法律は改正されることがあります。最新の情報や個別のご事情については、社会保険労務士・弁護士などの専門家にご相談ください。

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